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    • 思いついたこと

予約する、を英語で言うと

Posted by admin on 2017年5月2日

ご存知のとおりbookという英語は本という意味があります、しかしそれだけでなく動詞として使われると予約という意味を持ちます。本を予約するを英語で言うと、もしかしてブックアブック!?と閃き期待に胸を躍らせながら調べてみると、そうではなくreserve a bookと言うそうです。期待は泡のように儚く弾け飛びました、ブクブクと……。そんなセンスのないギャグは置いておいて、調べによると前者はチケットや航空券の予約のように、名簿や台帳に記帳しておくという意味があり予約を受ける側が使用するものだそうで。一方後者は貯蔵するという意味を持ち、こちらはものを確保するお客さん目線で使われるとありました。予約をめぐる立場によって表され方が違うとは、英語は難しいです。この違いは日本語には無いもので、とても勉強になりました、今後これらを使用する場面に遭遇したら活用できればと思います。発語の癖もなく使い慣れていない言語の方が難しい事を考えずに辞書どおりに覚えられるものかもしれません。
さらに、イギリスではbook、アメリカではmake a reserveと表される事が多いそうで同じ言語の同じ意味にも拘わらず土地によって表現方法が違う、これは日本でいう方言や訛と同質のものに思います。日本ではブッキングするやダブルブッキングされたという言われ方が日常会話でありますよね。一方でリサービングするとは言わないのでイギリス流のbookの方が浸透してるのは、本という意味を持っていて馴染があるからでしょうか。

Filed under: 思いついたこと

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チェーン展開している古本屋の謎

Posted by admin on 2017年4月17日

チェーン展開する古本屋さんには謎がたくさんあります。私が一番気になるのは、均一価格で売られている本と、一方で、適正な価格がつけられた本の違いです。人気のあるものが均一価格で売り出されない理由は分かります、需要があるのですから供給側が強気で値付けしても売れるのです。しかし全く同じ本であるにも関わらず、均一価格コーナーにあるものと適正価格がつけられている場合があるのです。二つを並べてみても、出版社や丁装も一緒で、目で見てわかるほどの状態の善し悪しがある訳でもありません。もしかしてと思い、何番目に版されたものかを確認すると、均一コーナーのものの方が二つだけ旧い版でありました。しかし二版旧いだけで、おおよそ三百円の差がでるものなのでしょうか、疑問が残るばかりです。店内は盛況しており、レジにはお客さんの列ができていますから、わざわざこんな事を聞くためにあそこに並んで店員さんに迷惑をかける訳にはいきません。他にもいろいろ謎はあります、買い取り金額の査定の仕方とか、なぜ一般書店にそん色がないくらいの品揃えを古本でそろえる事ができるのかとか、漫画の長時間立ち読みについてどう考えているのかとか。独特の毛色をもつチェーンの古本屋さん、今日も駅前で遅くまで大盛況です。

Filed under: 小説とわたしと日常

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体調不良のサインは読書に集中できない事

Posted by admin on 2017年4月3日

集中力がなくて、本を読んでいても同じ行を何回も何回も読み返してしまうなんて事があります。気づいたら一時間椅子に座って本と睨めっこしているのに、読み進められたのはたった一ページ!?しかも何が書いてあったのか全く頭に入っていないなんてどうかしている。周りを見渡した時しぱしぱと乾いた目が痛み首もひどく凝っているようで、太ももの裏にいやな汗がじんわり沁みていて不快指数がマックスに、そうしてやっとあぁもしかして体調が悪いのかもしれないと気づくのです。食事が摂れなくて体調不良に気づく人が多いらしいですが、食事をしている時間よりも読書をしている時間の方が長く、特に意識を集中させているせいか、読書の際に体調不良に気が付く事が多いです。何の変哲もない一文を繰り返し読んでいてしかも全く内容を理解できないという異変に気が付いた瞬間は、趣味が悪いかもしれませんが、これから始まる体調不良界への入り口に立たされた気分で少しワクワクします。すぐに本を閉じて栄養のあるものを摂取して自宅で安静にすればすぐに回避できるかもしれないけれどどうする?と門番に問われます。安々と休めないのが現代人、せっかく本が教えてくれた体調不良のサインなのに「今日は部長を慰める会があるから欠席する訳にはいかないんだ」なんて理由をこれ見よがしに掲げてみたりして。本当に大切な事とは何でしょう、重い扉の前で立ち往生している自分が目に浮かびます。

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爪が長い事に慣れない不器用な私からすると

Posted by admin on 2017年3月19日

爪が過剰に伸びすぎているのは衛生的によくないそうです。衛生上もそうですが、読書をするにあたって伸び過ぎると不便な事は多いです。しかし、「長いのに慣れてれば言うほど不便じゃないし」と話す友人、長く伸びたそれには華美なアートが施され煌びやかで美しいです。本当に不便がないのか疑問ですが、先ほどから友人はでスマートフォンを適格にタップしたり小さなシロップカップの蓋を開けたりしてますから、慣れれば大丈夫なものなのでしょうか。私のような不器用な人間はと言うと……以前爪が長かった時に痛いをした事があります。それは本棚から本を取り出すために爪を引っかけて掻き出そうとした時の事です。普段よりも伸びている事を忘れて、以前と同じように、背表紙の縁に爪を掛けて力を込めたら薄く伸びたそれにビビッと痛みが走り、もう少しで根本から剥がれてしまいそうになる事態に陥った事があります。みっちりと立ち並んだ本棚から本を取り出す時は、背表紙の上角に爪を引っかけてくいっと前に掻き出すのが一番賢明な方法で、それに慣れ切っていたため何の配慮もなく力こ込めてしまいました。痛みを経験して知りましたが、何の気なしに行っているこの動作は実は爪に負担がかかっているらしいのです、本に重さがあればあるほど爪への負担は増長するので注意が必要です。友人に、さすがにこれは回避できないでしょう!と聞くと「えー私本読まないから分からない」と言われました、暖簾に腕押しとはまさにこれです。

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国語の授業が好きではなかった理由

Posted by admin on 2017年3月5日

国語算数理科社会、小学生の頃の時間割がぼんやりと思い浮かんできました。私は音楽や図工などの実技教科が好きな子で、自発的に身心を動かして授業に参加できるから退屈せずに積極的に取り組んでいたおかげで成績は良かったです。とは言ってもメインはやはり机に座って先生の話を聞く学習科目で、こちらの成績はぼちぼち。あまりに退屈になると、ノートの端に落書きをしたり今日は何の本を読もうかなと瞑想している事もありました。好きな科目と言えば一・ニ年生の頃に忘れられない思い出があります。自己紹介の紙が配られ、そこに好きな科目は何ですか?という欄があり、私は迷わず音楽・図工と書いたのですが。よく一緒に図書室に行っていた友達が「国語です。理由は本が好きだからです。」と書いていてビックリしました。
「本が好きだと国語が好きなの?なんで?」と聞くと、その子は「だって授業中なのに本が読めるんだよ」と静かな笑顔で答えました。それに対して私は「え?教科書しか読めないじゃん、あんなの本じゃないよ」とムスっとして答えた記憶があります。その後、本だよ!ほんじゃない!の言い合い的やりとりに発展してしまいましたが、そんな言い合いすぐに忘れて、帰り道で一緒に蛙を捕まえていましたから微笑ましいものです。しかし今考えるとお恥ずかしい限りです、説明不足にも程があります。あの時の私は、教科書に載っている本は図書館にある様な本を一部抜粋したものである事は知っていましたが、抜粋であるが故、途中でブチっと終わっていまう事が嫌でした。教科書に載せるために切られてしまった文章に切なさを感じ「あんなの本じゃないよ」と強く思ったのでしょう。抜粋された文章に切なさを感じていたなんて、我ながら可愛げのある発想だなと思います。

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サービスエリアで出会える“いつもと違う”本

Posted by admin on 2017年2月21日

高速道路のサービスエリア(以下SA)などに置かれている本・雑誌の品ぞろいは面白いです。一般的な雑誌はもちろん、“長距離の旅路を飽きさせないため”と“その土地をガイドするため”の二つの観点から選ばれた本・雑誌のラインナップは街中ではお目にかかれない面白味のあるものです。長距離の旅路を飽きさせないために選ばれた本は主に、クロスワードパズルや数独などのトライアル系、雑学・健康知識集などの情報詰め込み系が目立ちます。持ち運びしやすい様に文庫サイズに縮こめられ、あまり質のよくない紙ではありますが、とにかく多くの問題と情報を詰め込んだ暇つぶしのお供なのです。長い旅路に飽きるのは勿論大人だけではありません、むしろ子供たちは常に楽しい事を求める生き物ですがら、車の中で何時間もじっと待つなんて難儀な事でしょう。そこで子供のための暇つぶしの絵本は、即効性のある仕掛け絵本や有名なキャラクターが描かれたものが並ぶのもSAの特徴です。この様に旅路を楽しませる事に特化した本たちは一見の価値ありです、街中の書店では見られない本の並びを夢中になって追いかけてしまうかもしれませんよ。
土地をガイドするために置かれる代表例出版物として販売されているガイドブックでしょうが、注目すべきは自治体が独自作成し無料で配布しているガイドマップです。地図や地域の名所の情報が載った冊子状あるいは三つ折りのそれは、大抵がすぐにゴミ箱いき、しかし私はそれが好きで旅行先で見つけると必ずもらいます。ガイドブックは全国で購入する事ができますが、レジの横などにひっそりと置かれた自治体独自で作成しているそれは、その場所でしか手にすることができない貴重なものだと思うのです。
“いつもと違う”を味わえる旅行、見る聞く食べるはもちろんですが、読み物だって普段はなかなかおめにかかれないその土地特有のものに出会えるいい機会だと思います。

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ロリポップキャンディのある読書

Posted by admin on 2017年2月6日

最近の密かな楽しみが読書中にロリポップキャンディを舐める事です。しかし良い大人が外でキャンディを咥えながら本を読む事は憚れるので、家に帰ってきてこっそり楽しんでいます。飴は読書にもってこいのお菓子だです、粉やクリームが本に付着する心配がなく、口に含む際両手が塞がる事はありませんから手軽に糖分を補給しつつ本を読み進める事ができる、本と飴は相性が良いと思うのです。棒などついていない飴玉ならばより手軽です。では何故私がロリポップキャンディに凝っているのかと言うと、単純に見た目の面白さ可愛らしさに惹かれているからです。外国製のものは原色のマーブル模様で溌剌としてい見ているだけで元気がでますし、和菓子屋さんで売っている水彩絵の具の様な透き通る鮮やかさのものも好きです。もちろん飴玉も好きですが、家にいる時は童心にかえって棒付きの飴を、童心に帰って楽しむと癒されます。
そんなある日、飴好きならば誰もが心躍るであろう、昔ながらのぐるぐるキャンディを見かけたのです。雑貨屋さんで目を見張る程の濃いピンクと白のコントラストとむっちり渦を巻くその造形にやられて衝動買いしました。さぁ家に帰ったらこれを舐めながら本を読むぞと意気揚々としていたのですが、家に着いてビックリ、これは飴ではなく飴そっくりなキャンドルだったのです。冷静になってじっくり見てみれば、あまりにもよく出来過ぎている完全なる造形に今更ながら違和感を覚えます。気泡一つなく艶めく表面、キャンディとは思えない花の香、これは確かにアロマキャンドルです。しみじみと眺めていると、ぐるぐるの中に吸い込まれる様な気分、お洒落ですし可愛らしいし不満はありません。せっかくなのでキャンドルに火を灯して読書をする事にしました、火を灯すと柔かいラベンダーの香が漂い心が落ち着きます。最近飴を舐めながら本を読むなんて欲張りな事をしていたので、今日は灯火のもとでのんびりと、温かく溶ける飴と読書のある空間をを楽しもうと思います。

Filed under: 小説とわたしと日常

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予想外の満員電車で発見

Posted by admin on 2017年1月16日

電車がホームに到着して驚きました。いつも利用しているのですがこの時間帯にこんなに混雑しているのは初めてです。私が立っていた場所に位置する車両はひどく混雑していて、ドアが開いても誰も降りてこず、予想外の満員電車に乗り込む事になりました。通勤・帰宅ラッシュなら予想ができるので、混雑に飛び込む心の準備をしておけますが、今回は全く予想できず本でも読もうかなと楽しみにしていたので結構ショックです。だからと言って空くまで待つ暇もありませんから、意を決して乗り込みます。すし詰めの車内を観察してみると、おそらく沿線上の施設でスポーツの試合が行われていた様です、赤色と黒色の二項対立、それぞのチームカラーやロゴの入ったグッズを持っている人が多く見受けられます。敵同士だった者たちが今こうして同じ車両内にて、今度は公共のルールの元で戦い合わずに大人しく乗り込んでいるなんて面白いものです。もちろんスポーツ観戦の帰り以外の、私の様にまさか混んでいるとは思っていなかったとガッカリしたであろう乗客もいます。いつもなるべく混雑は避ける様にしていたり、スポーツ観戦の熱気の最中に飛び込んでいく事もしないので、今こうして熱気漂う車内に居る事は私の日常においてかなり貴重な体験になり得る気がします。この雰囲気をしかと目に焼き付けておくべきかなと思った時、大学生風の青年がムスっとした表情で本を顔にかなり近づけて、まるで下界を遮断する様に読書をしている姿が目につきました。彼はおそらくこの予想外の混雑に苛ついているのでしょう、騒がしい車内の中でワイン色の表紙の難しそうな本を読んでいる彼の苦悶の表情に私の疲れや苛つきがカタルシスされた気がしてふっと気持ちが軽くなりました。全く自分でも呆れる程、趣味の悪いマイナス感情の昇華作用です。そこで私も彼のカタルシスになろうと当初読む予定だった本を顔の近くまでわざと持ち上げて、彼に見える様にこれ見よがしに読書を始めました。

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「最近の若者は…」と言う批判の裏には

Posted by admin on 2017年1月2日

雑誌か新聞かのコラムで「最近の若手作家は読書経験が浅い」と嘆息する評論家の文章を読みました。そのコラム曰く文学賞の受賞インタビューなどで、小さい頃から本が好きだったのですか?とか普段は本をたくさん読むのですか?という問いに対して「本はあまり読みません」と、多くの若手作家が答えているとの事です,、しかし私はその意見に疑問を感じます。国内で行われている文学賞の受賞作家全てのインタビューに目を通した訳ではありませんが、一応自分と同世代の作家さんのインタビューやエッセイをよく読む身としてはその様には感じたことはありませんでしたから。みなさん自信をもって各々の読書経験について語っていてとても勉強になるなぁと思っていた矢先でした。何時の時代でも何事に関しても「最近の若者は…」と叩上げられるものですから、あの評論家だって若い時は誰かに若さ故批判された事はあるでしょうし、若さは罪ですね本当に。しかし、読み進めていくと「読書経験の浅い若者はまずこの本を読め!」と銘打たれた書籍紹介欄があり、そこにはその評論家の本がいくつも掲げられています。そういう事かと、その大胆不敵な手法に笑いがこみ上げてくる程です。自身の本を宣伝したいならわざわざ若手作家さんを引き合いに出す事ないのに、こんな捻くれ者が書いている本、気になってしまうなんて。読書好きの性が疼きます。

Filed under: 思いついたこと

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雨降って地固まるということわざに注釈を加える

Posted by admin on 2016年12月18日

雨降って地固まるという言葉があります、争い事の後は安定感が高まるという意味のことわざです。先日、争い事とまではいきませんがちょっとしたトラブルに見舞われた際に知人からこの言葉をもらい励まされました。その時は気持ちが楽になったのですが、こうして落ち着いて思い出してみると雨が降っただけでは地は固まらないな、なんて意地悪な事を考えてみたり。地面に降り注いだ雨を吸収し、それにより地盤を固めるためには泥濘に耐え何日も太陽を浴び続けなければなりません。照り付ける日光を受け夜の暗闇に凍え、多くの者に踏みつけられる日々を耐えて、そうしてやっと雨が肥しになって地が固まるものです。争い事やトラブルが起きたならば、適正な後処理や心の整理が必要で、雨水を放置したままではただの泥濘になってしまいアメンボウの住処となるだけです。
私にとってその処理は読書によって施されます。落ち着いた頃にあえてトラブルの前や最中に読んでいたものを読み返す様な形で読書します。すると気持ちが楽になり、何故あぁしてしまったのか自分にしか分からない反省点の様なものが見つかる気がします。雨降って地固まる、その後のメンテナンスを怠らなければという注釈があってもいいけれど、その渦中で必死に踏ん張る人にとっては注釈なんてなくても十分に沁みわたる名言であります。

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