キンキーブーツ
Posted by admin on 2025年5月15日先日、ブロードウェイミュージカルの「キンキーブーツ」を観てきました。
とても有名な作品であるにも拘わらず一度も観たことがなかったので、去年にあったチケット戦争を必死で勝ち抜いたわけです(笑)
結論、楽しい時間を過ごすことができました!
ショー風のミュージカルナンバーが鮮やかで歌も踊りも魅力的。
多彩なユーモラスと、「ありのまま」を表現していくことを肯定されたステージは人々を元気づけるような、背中を押してくれるような温かさがあります。
長年キャストを変えながら何度も上演されてきた作品なので、キャストのファンだけではなく作品自体のファンも多くついていた印象でした。
ざっくりとしたあらすじはこうです。
イギリスの片田舎にある紳士靴工場の一人息子のチャーリーが、父親の死をきっかけに工場を継ぐも時代遅れの靴は取引をどんどんと落とされて、早々に崖っぷちに立たされます。
そんな中立ち寄ったロンドンで、ドラァグ・クイーンのローラと出会い、パフォーマンスで身に着けている女性用の靴を幾度も壊してしまうローラの状況を目の当たりにしました。
後日チャーリーは、経営難でクビを切ろうとしていた女性社員、ローレンからの提案を受け、ニッチな市場、つまりはローラのような男性たちがはける紳士の女性靴に進出することを決めます。
そんな「キンキーブーツ」で工場再生を目指すヒューマンドラマ。
最初に言った通りお話自体がちゃんと面白いし、楽しくなかったわけじゃないんですが、個人的にはチャーリーの感情の起伏と手のひら返しにはずっと首をひねっていましたね(笑)
もちろん脚本が悪いというわけではなく、社長の一人息子でボンボンのチャーリーが、精神的に幼く感情的になりやすい表現なのだと思いますが、感情移入は……できなかったかな。
むしろ振り回されるローラや恋人の二コラ、従業員たちのことが心配でハラハラしましたね。
そこから大団円を迎えられるのだから、チャーリーは本当に環境と人に恵まれているなと感じます。
多分深く考えなければ、楽しかった!で終われたのだと思いますが、どうしてももやっとしちゃったのでした。