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窓から雨が見えなくなるほど、穏やかな空間

Posted by admin on 2018年9月11日

朝から雨が降っていた日、カフェに入ってしばらく読書をして、窓の外をみてみるとザーザーと降っていた雨はすっかり止んでいたので一安心して外に出ました。しかしそこで待っていたのは猛烈な横殴りの豪雨、そうです、窓ガラス越しには降っていないと思う程の勢いだったという事です。窓を見た時まっすぐの線しか追っていなかった自分の、予見の甘さを思い知りました、地面を削ぐように斜めに突き刺さる水の線。もう一度カフェに入って先ほどの同じ角度から確認してみると、木々は風で大きく揺れているし轟々と風が吹き付ける音はっているし気づかなかった自分にびっくりです。
この雨の中帰るのは気が引けるし、かと言ってもう一杯珈琲を飲めるかと言ったらもうお腹いっぱいです。窓の前で呆然と立ち尽くしていると顔なじみの店主のおじさんが「またいらっしゃて下さったんですか?」と冗談まじりに話かけてきたので、理由を説明すると「読んでいた本の中の天気は?」と聞かれ、ハッとして、晴れていましたと答えると店主は得意気に笑いました。「本の中の天気が頭に擦り込まれる事ってあるんだよー。こんな奥ばったところにある店だしさ、外の事なんて忘れちゃうよね」長年勤める店主ですら外の天気を思い違える事があるそうで、駅まで傘をさしたまま歩いていった事だってあるんだからと茶目っ気たっぷりに言います。その後店主のはからいで、雨が止むまで店にいさせてもらえる事になりました。

Filed under: 小説とわたしと日常

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