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子供の知らない世界、在庫の在処

Posted by admin on 2018年8月28日

子供の頃、どうしてもほしい本があって書店に行ったのですが本棚に置いていなくて、勇気をだして店員さんに問い合わせてみたら少々お待ち下さいと言って、本棚の下にある引き出しを開けてそこから在庫を取り出して渡してくれた時の衝撃は今でも忘れていません。私があまりにも驚いた顔をしていたのでしょう、店員さんに「どうかしましたか?」と尋ねられ、恥ずかしくなって本を受け取り、顔を真っ赤にして母の元にかけていったのを覚えています。当初は書店だけでなく、すべての商店において店頭に出ている分がその店が抱える商品のすべてだと思っていたのです。子供向けの絵本や教育番組で描かれるお店屋さんは、店頭でのやりとりがメインであり倉庫裏の事情が描かれる事はないですから。だから倉庫裏とか棚下・棚上という概念がなかったので、まず本棚の下のスペースが引き出しになっている事自体かなりの驚きだったのです。さらに秘密のスペースにぎっしりと本がつまっている事実も信じられず、目の前の光景にただただ目を奪われて呆然と立ち尽くしてしまいました。そんな事があった帰り道、私は本屋さんの秘密を知ったんだと得意気で、母に「今日ね、さっきの本屋さんですごいものをみたんだよー」と言って「おしえてよー」と言われても秘密だよと言って喋らず、とっておきの秘密を噛みしめていました。

Filed under: 小説とわたしと日常

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