小説を語れる話し相手がほしい
Posted by admin on 2014年12月27日ついついあらすじを喋るつもりが熱くなって、聞き手を引かせてしまう事が往々にしてあります。さわりだけのつもりが、ここに感動した!という強い主張が混じってきて、登場人物の葛藤を自分ながらに解釈して熱弁をふるい、最終的には泣きが入るのです。お酒の席では特にやってしまいます。
友人の間で私に「それどんな内容だったの?」と聞く事は禁句になっているそうです。そんな訳で、最近とても消化不良を起こしています。読書会なるものに参加しようとも思うのですが、いまいち勇気が出ませんし、不安もあります。自分が知らない、読んだことの無い小説を他者がたくさん読んで知っているという事実に直面すると平静ではいられないのです。無駄に高いプライドが邪魔をします。他にも、感想の相違で大喧嘩が勃発しないか、だとか、派閥があるのではないかというような事を考えては、参加する前から彼是といった事を引っ張り出して踏み切れない事って結構あるのです。
仕方がないので、取り敢えず母親に聞いてもらうことにしています。私の話はだいたい右耳から入って左耳から出ていくそうなので、適当に相槌を打ちつつ聞いてくれます。いつか、素晴らしいパートナーと出会い、思う存分、吐き出せる日を目指して生きていこうと思っています。