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過ぎ去り人々を棚の陰から眺める

Posted by admin on 2015年1月9日

我が子のように、というのとはちょっと違うのですが、成長を見守っていた子がいました。行きつけの書店定員のKさんです。彼女はおそらく高校生でしょう。蛍光灯の光に反射する黒い髪がとても綺麗で、若さあふれる女の子です。
仕事を始めたばかりの頃は場所を聞かれれば戸惑い、対応が悪いとスタッフの先輩に怒られ、少しおっちょこちょいなのか本をよく倒したりしていました。しかし、一年が経つころには、すっかり一人前になっていました。最初はブックカバーをするのもままならなかったのに、何時の間にかベテラン然としています。
「立派になって」と陰ながら微笑ましく思っていましたが、ある日からめっきり姿を見なくなりました。学業に専念するために辞めてしまったのかな。と、いろいろ妄想をしながらも、なんとなく物足りないような、ちょっとしたセンチメンタル的な気持ちを味わいました。しかし、バイトを一年間勤めあげるというのは立派なものです。本屋に勤めるのは大変なのです。覚える事は沢山あるし、力も使うのですから。どんな仕事でも言えますが、容易なものはありません。
そして暇な私は今日も新しく入ったアルバイトの子の成長を観察し、見守っています。全然何の関係もありませんが、ちょっとした道楽です。

Filed under: 小説とわたしと日常

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