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奇妙なめぐり合わせについて

Posted by admin on 2015年1月24日

たまに、本当に滅多にないのですが、書店で運命的な一冊と巡り合う事があります。それは、不思議な出会いです。こちらに訴えかけてくるような、あの感じを何と言えばいいのか分かりません。形容しがたいのです。まるで、手招きされているような、目には見えない何者かが導いているようなそんな不思議な感覚です。そういう形で出会ったものは、身体の一部であるように、その後の私にとってなくてはならない存在となります。
思わぬところで助けてくれたり、役立ったり、落ち込んだ時に励ましてくれたり、そして、その著者とは不思議なことに共通点が何かしら見つかるのです。例えば、住んでいるところが同じであったり、好きなもの、熱心にやっていたスポーツ等の偶然の一致を見いだせるのです。
他人からすれば、たいしたことではないのかもしれませんが、本人にしてはとても大きな衝撃です。私に起こる奇跡はこのような小さい事です。奇跡、というか、宿命と言えば、この前「わが生涯」という本を手に入れました。20世紀を代表するアメリカのダンサー、モダンダンスの租と呼ばれたイザドラ・ダンカンの単行本です。彼女はヨーロッパ公演の一つとしてロシアに訪れた時、それを感じています。早朝4時にペテルブルグに到着した彼女は、血の日曜日事件の惨劇後の葬儀を目の当たりにします。まるでその光景はエドガー・アラン・ポーの小説のようだったと述べているのです。私は彼女のように衝撃的な宿命を感じた事はまだありませんが、悲劇よりも、楽しい場面に立ち会えたらなと考えています。

Filed under: 小説とわたしと日常

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