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なんとも珍しい、書店で迷子になった男の子

Posted by admin on 2019年10月30日

駅前の大きな書店に行った時の事です。静かなフロアに突然ピンポンパンポーンというお知らせチャイムが鳴り響いたと思うと、女性の声で「ただいま、迷子のお子様を、三階の絵本コーナーレジにてお預かりしております。保護者の方は三階絵本コーナーまでお越しください」との事です。デパートやショッピングモールでは迷子放送はよく耳にしますが、書店でこれを耳にするのは初めてです。私が居たコーナーは他に男性が一人しかおらず、彼も突然の放送に驚いたのか、私と同じように「!?」と言った表情であたりを見渡していました。アナウンスをしていた店員さんの声の調子もどこか慣れない様子で、やはり書店で迷子は珍しい事なのでしょう。気になって三階の絵本コーナーに立ち寄ってみると、レジの横で女性店員さんに絵本を読んでもらっている、二歳になりたてくらいの男の子がいました。親と逸れた心細さ故に泣きはらしたのか、彼の目の周りは赤く腫れているは鼻水がひょっこり顔を出しています。するとエスカレーターの方から「しょうちゃん!」という感極まった声とともに母親が現れ、男の子も「ママぁ!!」と言って駆け出していきました。
この書店の絵本コーナーは凝ったつくりをしていて、試し読みができるテーブルやちょっとした滑り台などの遊具もあって子供たちが夢中になって遊ぶので、親も油断してしまうのでしょう。無事に親子は再開できた訳で、まったく関係ない私までも胸を撫で下ろし、親子の再開を感慨深い気持ちで見守りました。

Filed under: 小説とわたしと日常

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