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形には意味がある

Posted by admin on 2018年7月14日

レンコンの断面の形って見ていて飽きません、小さい時からあの規則正しくもどこか不安定なポツポツが大好きでした。この穴のおかげでレンコンは「見通しがいい」縁起の良い食べ物とされ、おせち料理などによく使われています。この穴は重要で、水上に顔を出している葉や花から空気を取り入れ、いつも泥の中に沈んでいる根や茎にそれらを送る通気孔の役目をしています。まさに生き残るための知恵と進化、しかしお皿の上に並べられる時にはその進化の賜物である穴は、ただぽっかり口を開けているだけで箸を引っかけるのにちょうどよいくらいにしいか思われないのでしょうが。
形には意味があります、最初は巻物だった文書が綴じられて、冊子状の本になった事実にもきっと文明の進歩とともに多くの人々が後者を求めたのです。思いつくあたりでは文量が多くても簡単に遡れるようになった、読んでいる際に場所をとらないなどでしょうか。また、丸よりも四角の方が収納力が高いため、棚に積んでも崩れず多くを貯蔵しておける点も、人々が扱う文字や情報の増加を物語っていると思います。現代でいえば、電子書籍の誕生によりインターネット上で管理するデータとしての本、実態のない本という概念が誕生しました。これもまたなるべくしてなった形。ひょっとするとレンコンだって、空気を水分から抽出し茎や根が直にそれらを吸収する事ができるようになって、いつか穴がなくなってしまうかもしれませんね。

Filed under: 思いついたこと

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