お花と小説の相性
Posted by admin on 2015年7月28日季節の美しさを実感すえるのは、花弁がほころび、色とりどりに咲き誇るお花の存在が大きいです。三月から梅雨にかけては特に見頃で、梅、チューリップ、桜、フジ、など私達の目を存分に楽しませてくれます。落ち込んだ気持ちもちょっと浮上する優美さ。お弁当を持って満開の下でみんなとお喋り、というのも古来から親しまれてきた日本特有のとても楽しい行事です。
先日、庭師を主人公とした小説を読みました、その中に書かれていたのが、交配や世話の仕方など大変な苦労を要している職人がいる、という事。なんとなく自然の賜物で、たまに肥料やお水を与えるだけなんじゃないかな、と思っていたのでこんな影の努力があったことに驚きました。そうか、ここにも人が関わっていたのか。と。数年前に桜を山で育てているお話を読んで、山桜を守るのはとても苦労のいることなのだな、と学んだのですが、こっちも同じように日々の努力があったのです。
「キレイだなぁ」と思う背景を考えてみるのも素敵な事だと思います。ただ、与えられるだけではなく、与える側に回ったらもっと歓びが多いのではないでしょうか。私は取り敢えず、庭に茂った雑草を抜くところから始めたいと思います。