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絵本のない昔話の読み聞かせ

Posted by admin on 2019年5月2日

友人の息子と友人と私の三人で公園でおやつを食べながらベンチに座っていました。もうすぐ三歳になる息子君は最近昔話がお気に入りのようで、友人に「桃から赤ちゃんが出てくるお話して」「こんどは亀にのってく話して」と次から次におねだりしています、。友人は「むかしむかしあるとこに……」と話し始めました、感心した事に絵本など読み上げるのではなく、筋書きのある即興にのように、お話を進めていくのです。だからところどころ言葉がおかしかったり「えっと、あのねぇ」などの言葉が入るのも字でおこされていない読み聞かせの醍醐味かもしれません。今友人がしているお話は誰しも題名を知っている有名なものですが、じゃああなたが話してみてと言われても友人のようにはいかないと思います。それに久しぶりに耳にすると「そんなお話だったんだ」と再確認する節もあり、私まで楽しんで聞き入ってしまいました。子供は友人の顔をじっと見て真剣に頷いています、絵や映像のない物語にもかかわらず彼自身が物語を想起しているのなら大した想像力だなと思います。友人に、なぜこの読み聞かせのスタイルを始めたのか尋ねると「日本の昔話っていっぱいあるでしょ、それに一つのお話に対して絵本もいっぱいあるの。だからとりあえず私がこうやっていくつか分かりやすい言葉にして読み聞かせして、この子が気に入ったら、その物語の絵本を買ってあげようと思って始めたんだ。私ケチだから」と、笑う友人。子供の頃、電気を消して布団に入ったら「お母さん、お話して」と言って昔話を聞かせてもらっていた事を思い出しました。

Filed under: 小説とわたしと日常

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