占いを信じない属性の人
Posted by admin on 2019年5月17日友人がかなり厚みのある占いの本を買ったという事で診断してもらいました。生年月日の数字を計算式にはめて算出数字と、血液型・兄弟構成の三つで掛け合わせて自分が何タイプかが分かるというものです。数字は1~9まで、血液型は4つ、そして兄弟構成に至っては自身が何番目生まれか異性同士かなどなどかなり細かく振り分けられるため、太陽タイプや海タイプをはじめ結果はかなりの数があります。その一つ一つに細かい解説がしてあって、さらに相性診断まであるのですから本がこんなに厚くなるのもうなずけます。自分の解説ページを読んでみると……当たっているような当たっていないような、これはだいたいの人が指摘されたら「私の事だ、当たってる」と思うであろう文章ばかりです。占いというものは、「言われてみればそう思う気がする!」の原理をうまく利用しているなと改めて思います。納得がいかなそうな私の顔を覗き込んで、友人はクスクス笑いました。「前もそんな顔してたよね」と、そう言えば以前友人に心理テストをしてもらった時も同じように訝し気な表情をしてしまった記憶があります。「ここ、読んでみて」友人が指さす先の文を読んでみると『あなたは基本的慎重で疑い深い人です。もしかしたらこの結果も眉唾で読んでいるのではないでしょうか』とあります。その通り、今の私の心情を透視されているような、まさに言い当て妙です。『慎重で冷静なのはいいですが、あまりに疑い深すぎるとチャンスを逃すかもしれません。可愛げも必要ですよ。』はい、まさにその通りです、恐れ入りました。と、言いたいところですがなんだが巧妙に張り巡らされた言葉の綾に絡みつかれたような気がしてなりませんでした。