金曜日の夜のイメージとお愉しみ
Posted by admin on 2019年3月22日金曜日の夜、と言うとなんだかワクワクしてくるのは私だけでしょうか。金曜日を特別に感じるのは、義務教育時の月~金は学校(土曜日もあったりなかったりしますが)に行くという鉄の掟により擦り込まれたものではないかと分析しています。社会に出ると、必ずしも金曜日が“最後の日”に設定されるは事なくなりますが、九年間擦り込まれたリズムは確実に私の曜日カウント概念の形成要因として身に沁みついています。
特に予定がなくても、この街のどこかで「一週間お疲れさまでしたー!」と乾杯して明日の事など考えずに興じる人たちがいると思うと、それだけで夜空が明るく見えてくる気がするのです。そんな夜に、書店に行って少し遅くまでゆっくりと本を眺めていると落ち着きます。そんな時に好んで行くのは駅前にある大きめの書店で、窓があれば尚良く、静まった店内の空気を背に感じながら窓の外の忙しく行き交う人や眩い光を眺めるのです。何かが起こりそうな窓の外、その一方で金曜日の夜だからと言って店内に目だって変わった様子があった事はありません。そう言えば一度店先で泥酔している人をみた事がありますが、彼は書店のお客さんではないですからカウントしていませんが、やはりあの日は他の曜日の夜とはまた違った何かを感じます、それを平温を保ち続ける本に囲まれて観る、一週間に一度の愉しみです。