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    • 小説とわたしと日常
    • 思いついたこと

振り返っても戻れないのが過去

Posted by admin on 2020年3月1日

過ぎ去った時間を戻すことは出来ません。「もう一度あの頃に戻ってやり直したら同じ失敗はしないのに」そんなことを思うこともありますが、過去に戻ることができないからこそ今を存分に楽しみ全力投球で進むことができるのではないでしょうか。
以前、時空をかけることが出来る少女の映画を観ました。小説が原作となっており、学生の頃にテレビで放映されたドラマを観たこともあります。幾度となく映像化されているため、誰もが一度はタイトルを耳にしたことがあるのではないかと思っています。先日観た映画はアニメ―ションで構成されており、清々しい夏の空がとても印象的でした。
ある日タイムスリップできる能力に気付いた少女は、それを上手く使い学校生活を楽しくさせているように見えました。しかしながら時間を自ら操ることはそんなに容易いことではなく、それにより周囲の人々を巻き込むことになる現実を知るのです。そして友達が彼女に告げた胸の内に秘めた大切なことも、過去に戻り無かったことにしようとしたことなど自らの言動に疑問を投げかけてゆきます。他者からの言葉は現実的で逃げたくなることもありますが、それを受け止めずに逃げることは気持ちを弄んでいることです。主人公がこうした自分の弱さに気付きながら成長を遂げるストーリーは、今の私の言動をも考えさせられたのでした。
「悲しいことや嬉しいこと、あの時こうしていれば友達を救えたかも。」色々なことがあるけれど、過去が今の自分を形成していると思うと築いてきた歴史を胸に秘めて生きることに意味があると思いました。

Filed under: 小説とわたしと日常

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思いも寄らぬシロモノを発見した大掃除

Posted by admin on 2020年2月18日

本は読むことはもちろんのこと、購入することも一つの楽しみです。書店の入り口に一歩入るとそこにはたくさんの書籍達が並んでおり、どのコーナーから攻めて行こうかと思いを巡らすものです。こうしたトキメキと気持ちの昂りのためか、ブックストアに足を運ぶ時はかなり気合を入れて買い物をしています。そんな私に最近朗報がありました。部屋の大掃除をしていたところ、図書カードが出てきたのです。誕生日プレゼントか何かの行事で頂いたのであろうシロモノをしまったままうっかり忘れていたのでした。小さな引き出しにそれを発見した時、思いもよらない宝物を見つけたようで心が躍ったものです。しかもなかなかのよい金額がカードに記載されていたため、テンションはマックスに上がり思わず笑みがこぼれました。そしてこのカードを持って近々大型ブックストアへ行き、買い物をしようと目論んだのでした。ここ数日頭を巡っているのは「どこで買い物しようか」という嬉しい悩みです。家から近いターミナル駅にある地域密着型のお店、洗練された都心のガラス張りの綺麗なビルに入っている大型ブックストア、お気に入りの古本屋街にあるマニアックな品揃えを持つ本屋など行きたいところはたくさんあります。近々実行すべく計画を練りながらも部屋を綺麗にすることは吉を招きいれることだと改めて実感したのでした。

Filed under: 思いついたこと

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気付いたら読書に使えるグッズ運が絶好調

Posted by admin on 2020年2月4日

ここ最近本に関する小物を思いがけず入手することが増えました。予想もせずに不意に目の前に差し出されるそれらは、どれもキュートでユニークなものばかりなのが嬉しくて仕方ありません。
まず一つは先日購入した本に挟まれていたしおりです。それは発売されている本の宣伝として用いられているようで、何とも可愛いカラスが描かれていました。普段目にするカラス達は嘴が尖っていて迫力ある動物に見えます。しかしながらこのしおりの絵はそんな彼らの存在を一新すべく、つぶらな瞳と大きな嘴が特徴を捉えながらも「可愛い」と叫びたくなるイラストなのです。どうやらこの本はそんなカラス達のことをもっと知る事ができる書籍のようで、今度ブックストアを訪れたら購入してみようかと考えています。
そしてもう一つのグッズはアパレルのお店でクジを引いた時にもらったしおりとして使えるクリップでした。英語で書かれた文字と白と水色のコントラストからは、センスの良さとおしゃれを感じます。電車の中などでこのクリップを使ったら「身近な小物にもこだわる素敵女子」として一目置かれることを期待してしまうシロモノでした。どちらのグッズも普段しおり替わりにレシートなどを使用している私にとってなかなか粋なアイテム達でした。これを機会に読書に関するグッズにも少々力を入れてみようと思うようになりました。

Filed under: 小説とわたしと日常, 思いついたこと

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密やかに心に沁みる雨の日のこと

Posted by admin on 2020年1月21日

シトシトと空から水滴が落ちてくる朝は気分が塞ぎがちです。足元は濡れるし満員電車に籠る湿気のような重い空気が心をどんよりとさせてしまうからかもしれません。でも「そんな日も悪くない」と思わせてくれる物語があります。以前読んだ小説や映画に登場する人々がふと頭をよぎる時、雨は思いがけない出会いを運び、普段目にすることのない光景に触れることができると思うからです。お気に入りの小説のヒロインは晴れの日よりも雨が好きだと言います。その理由は晴れた日には目にすることのできない自然の営みを知ることが出来るからだそうです。これを読んだ時、幼い頃に長靴を履いて散歩をしたことを思い出したものです。
もう一つ、雨の朝を舞台にした印象深い映画があります。この作品に登場する男女は入梅の頃に都会の真ん中にある庭園の寺子屋で出会い、切なくてしとやかなストーリーが始まります。幾度となく鑑賞していますが、心に響く二人の会話と物語はとても文学的でまるで小説を読んでいるような気持ちになるところがお気に入りです。
これらの作品の共通点は心の機微が繊細に描かれているところだと感じます。そして雨が醸し出す情緒がストーリーのよいエッセンスとなっているのです。曇っていて今にも天気が崩れてきそうな朝、人の心をしっとりと描いた物語を思い出すと「こんな朝があってもいい」と思うのでした。

Filed under: 小説とわたしと日常

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読書日記と化した体調管理アプリ

Posted by admin on 2020年1月8日

友人に勧められ、女性特有の身体のバランスを記録するアプリをインストールしてみました。体重や基礎体温などは入力するとグラフ化してくれたり、気分や体調など可愛らしいアイコンで簡単に入力できるのでとても便利です。友人いわく、自分の身体のバランスについて知っておく事はとても重要!病院にかかる際もこの記録がとても役に立つとの事です。このデータをどう利用するかは置いておいて、毎日の日課に“記録”がある日常も悪くないです。このアプリにはメモ欄という、自身で文字を入力できる、いわゆるフリースペースがあります。『今日は行きの電車で○○物語を数ページほど、カフェで雑誌をざっと読んで、帰りの電車でまた続きを読んでいたら、急な展開に吸い込まれてしまい危うく電車を乗り過ごすところだった』。そんな感じのメモ、いや簡単な読書日記が、それが気づけばもう一週間目。七日分のそれらを読み返してみると、特に劇的な展開がある訳ではないですが、ほんの一週間前にすぎない自分が何処で何を読んだのか知るのは楽しい事です。もちろん体調の記録も欠かさずとってはいるのですが、いつの間にかこのアプリの存在意義が読書日記になりつつあります。紹介してもらった友人にこんな読書日記になりつつあると言うと、「そうなる事はなんとなく予想できたよ」なんて笑われてしまいました。

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本屋基準の道案内は不親切

Posted by admin on 2019年12月27日

先日おばあさんに道を聞かれたのですが、自分の無力さ、と言うより“偏り”を実感しました。事の経緯は、まず駅前のコンビニを出たところで、おばあさんに芋ようかんが有名な新しくできたばかりの和菓子屋さんへの行き方を問われたところから始まります。その和菓子屋さんは路地裏にある開店して間もないにも関わらず、隠れた名店と呼ばれているような店ですが、一方で最寄り駅から店へ行くまでの道の分かりにくさにも定評がありました。しかしその店の周りには行きつけの本屋さんが点々とあるので、私の場合は初めてでも難なくたどり着く事ができました。おばあさんに「この道路を真っすぐに行くと緑色の屋根の古本屋があって、そこを右に曲がると比較的新しい○○書店があるので、そこを目指して歩き、その書店を左手にして少しあるくとオシャレな本屋喫茶があるんですね……」と説明していたら、おばあさんはクスクス笑いました。「あなたは本屋が好きなんだねぇ、それはいいんだけどさぁ、わたしゃここら辺は初めてだから分からないんだよ」と言われハッとしました。おばあさんの言う通り私は書店が好きで、この和菓子屋だけでなく、道順を憶える際は書店を基準にする事が多いのです。初めてこの駅で降りたおばあさんなら尚更、こんな偏った説明では分かるはずがありませんでした。それを知ると急に申し訳なくなってきて、その日は特に急ぎの用事をありませんでしたから、案内がてらおばあさんと一緒に芋ようかんを買いに行ったのでした。

Filed under: 小説とわたしと日常

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灯台下暗しと疲労

Posted by admin on 2019年12月12日

よく父は「眼鏡がないぞ!」と言って、それを額に上げた状態で探していました。灯台下暗し、日常生活の中では時々そんな機会に遭遇しますよね。最近読書に関しての下暗し現象が多く起きていて困ったものです、もしかしたら私は疲れているのかもしれません。例えば、しおりがない!と探しまわった挙句、それは前に読んだページに何事もなかったかのように綴じられていたり。とくに恥ずかしかったのは、図書館で貸出手続をしてもらう際に登録カードがどこにも見当たらず、司書さんに「すみません。カードを忘れてしまったのですが」と言った直後にご丁寧にトレーの上に乗せられたそれを見つけ「カードでしたら、今、こちらに出して頂きましたが……」と司書さんを困惑させた事だってあります。意識が習慣化された動作に追いついていないのか、それとも寸前の記憶が忽然と消えているのか。身心がどう作用しているのか分かりませんが、こんな話を友人にすると「疲れてるねー」とよく言われますし、自分も同じような相談を受けたら「ゆっくり休んだ方がいいよ」なんて言うのでしょう。灯台下暗し、遠くにあるものは照らしだされるのに近くにあるものは照らしだす事ができない灯台の性。しかし、近くのものすら見落とすほど疲労困憊の中では遠くのものを照らしだす事など到底できないのが人間の性でしょう。

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雑誌の細部を観察する

Posted by admin on 2019年11月29日

変った趣味だと言われそうですが、ファッション雑誌の細かい箇所を読み込み、前号と比較して観察するのが好きです。例えば、発行人一覧は必ず読みます、前号とメンバーが変わっていたら「異動があったのかな、それとも担当者が長期休暇で……」など色々と察してみたり。あとはカメラマンやメイクさんの名前も必ずチェックしていて、落ち着いた雰囲気の特集にはこのメンバーで、女子力高い系はこっちのメンバーかというように複数号にわたって観察していくと雑誌の作成過程における人々の動きが読み取れる気がするのです。もちろん雑誌の趣旨である、洋服やメイク道具などの情報を得る事だって欠かさずしているつもりではありますが、それらはどこか流し読みで、本腰をいれてチェックするのは細かい部分になってしまうものです。文体とライター名をチェックするのも好きです。エッセイなどの文章で魅せるものにはしっかりとライター名のサインがありますが、それは雑誌中の文章のほんの一部にすぎず、ほとんどのそれは無記名あるいはコーナーの扉ページに小さくライター名が記載されているにすぎません。そこを追っていくと、「この人こっちでもあっちでも書いてる!それにコーナーによって文体も微妙に変えていてすごいなぁ」なんて発見もできるので、雑誌作成現場の裏側を垣間見る事ができた気になります。
だから同じ雑誌を愛読している友人に「○○の特集で出てたバルに行ってみようよ、あの写真のカチャトーラ美味しそうだったよね」と言われた時は、料理の写真より「薄暗い店内でキャンドルの灯りに照らし出されたカチャトーラの、照りつけるトマトの赤い肌。カチャトーラだからってカチャカチャ音をたててながら食べてはいけません」という大好きな一文が浮かんでくるのでした。

Filed under: 思いついたこと

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紙質で楽しむ読書のすすめ

Posted by admin on 2019年11月14日

本を開く際、その中には当たり前のようにいつもの紙の手触りが迎え入れてくれると思いがちです。しかしいつものザラつきがなかったり、少しでもツルッと感が増していると、その唐突さに指先が驚きを感じ世界が一変したような気さえします。画集や写真集・絵本などはコート紙という特殊な素材を使っている事が多いです。これは光沢があり表面の平滑度が高く、インクののりが良いとされており、白黒ではなくフルカラーで読書にみせたい本はコート紙が使われている事が多いです。一方で論文や物語に特殊な紙が使われているのを見た記憶がありません、何故だろうと考えてみると、文量が多いから。値段の張る紙を大量に使っていてはコストがかかり過ぎてしまいますし、なにより照りついていて読みづらいです。そもそも文字だけの情報でみせる書物には光沢とかインク映えはあまり関係な気もします。以前色付きのお洒落な和紙が所々挿入されている詩集を読んだ事があります。和紙の色が詩の雰囲気によって変わっていて、詩の内容はもちろん和紙を眺めたり手触りを味わう楽しみもありました。作り手側の豊かなサービス精神を感じます、詩と和紙のイメージを一致させるなんて面白い試みです。文章を読むより先に指先の触感や色味や表面の隆起などをもってして一瞬で脳に訴えかけてくる質感、内容で本を選んでばかりの日常ですが、時に紙質で本を選んでもいいかもしれません。

Filed under: 小説とわたしと日常

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なんとも珍しい、書店で迷子になった男の子

Posted by admin on 2019年10月30日

駅前の大きな書店に行った時の事です。静かなフロアに突然ピンポンパンポーンというお知らせチャイムが鳴り響いたと思うと、女性の声で「ただいま、迷子のお子様を、三階の絵本コーナーレジにてお預かりしております。保護者の方は三階絵本コーナーまでお越しください」との事です。デパートやショッピングモールでは迷子放送はよく耳にしますが、書店でこれを耳にするのは初めてです。私が居たコーナーは他に男性が一人しかおらず、彼も突然の放送に驚いたのか、私と同じように「!?」と言った表情であたりを見渡していました。アナウンスをしていた店員さんの声の調子もどこか慣れない様子で、やはり書店で迷子は珍しい事なのでしょう。気になって三階の絵本コーナーに立ち寄ってみると、レジの横で女性店員さんに絵本を読んでもらっている、二歳になりたてくらいの男の子がいました。親と逸れた心細さ故に泣きはらしたのか、彼の目の周りは赤く腫れているは鼻水がひょっこり顔を出しています。するとエスカレーターの方から「しょうちゃん!」という感極まった声とともに母親が現れ、男の子も「ママぁ!!」と言って駆け出していきました。
この書店の絵本コーナーは凝ったつくりをしていて、試し読みができるテーブルやちょっとした滑り台などの遊具もあって子供たちが夢中になって遊ぶので、親も油断してしまうのでしょう。無事に親子は再開できた訳で、まったく関係ない私までも胸を撫で下ろし、親子の再開を感慨深い気持ちで見守りました。

Filed under: 小説とわたしと日常

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