小学生女子のクラブ選びは大変
Posted by admin on 2019年6月12日小学生の時にクラブ活動というものがあって、週に一回あるクラブの時間に縦割りで集まり、各々活動をしていました。私の学校には運動系からインドア系まで様々な種類があり、女子の中では調理・ダンスなどか人気がありました。私は「友達と一緒がいいから」と言う他人本意な理由で調理クラブに入ろうとしたのですが、やはり考える事は皆一緒で、一クラスの募集人員を大幅に超えた人数が加入を立候補したのです。そうなると待ち受けるのが“くじ引き”なのですが、くじ引きしたら友達とバラバラになる確率がグッと上がります、例えば三人グループで二人が当たりを引き一人だけハズレを引いた時のきまずさと言ったら。小学生と言えど、女子はそこらへんの危機予知能力には長けていますので、私達を含めいくつかのグループが抽選を辞退しました。さて、それではどこに入ろうかという事なのですが、抗争でゴタゴタしている内に他はだいたいメンバーが確定してしまったようで、残るは人気のない地味なものばかりです。その中の一つに図書クラブがありました、活動内容は「図書室で本を読む、時々自分のお気に入りの本を発表し合う会をします」という小学生にしては渋すぎるものでした。しかし当初から本が好きだった私は「なんて素敵な活動内容だろう!」と友達の事を忘れて加入の意を決めたのですが、やはり友達からは「やだぁ!地味じゃん」「かわいくないよねー」と厳しい意見が……。しかし「漫画も読めます」という売り文句と、イケメンと呼ばれる六年生の先輩が委員長であるという事で、めでたい事に三人で図書クラブに加入する事ができたのでした。