図書館の建築美
Posted by admin on 2018年12月15日世界の図書館を調べてみたのですが驚きの連続でした。とくに欧米の図書館の内装は、ゴシック調やロマネスク調、はたまたここはルネサンス期に建築された宮殿の内部ではないかと思う程豪華絢爛なものが多くあります。建物はもちろんのこと、閲覧席の机や椅子、机に置かれたランプまでもが絵画の世界から飛び出してきたようなデザインです。高い天井に左右対象にそびえ立つ美しい柱、大聖堂のような天井画、本棚の脇に置いてある大きな彫刻など、こんな見応えのある空間にいたら読書や勉強どころではなくなってしまいそうです。うっとりしながら写真を見ていくと、そんな芸術まみれの空間で寛いで本を読んでいる人々、黙々と勉強する人が写っているんですね。彼らにとってはこれらの空間は日常の一部であり、なにも特別な光景ではない、私が近所の図書館に行くように、当たり前のように読書をする訳です。さらに感動した事に、近代建築や現代アートの風潮を取り入れた新しい風をまとった図書館だって世界にはたくさんあるという事です。一見するとUFOのようなテクノな外観の建物、天井近くまで壁一面に正方形で区切られた本棚にそってフロアがあったり、私の中の図書館像どころか建築の常識をも覆された気分です。世界だけでなく日本でも外観や内装にこだわった図書館が増えてきたようです。それも都心部ではなく地方に多いという事ですから、旅行がてら訪れてみたいものです。