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独り占めせずに分け合う幸せ

Posted by admin on 2020年4月10日

「ほっこり」という言葉がぴったりな短編小説を読みました。単行本におよそ12ページの文章と黒いペンで描かれたイラストが掲載された味わい深い作品で、短い物語の中に素敵なエピソードが詰まっていました。大きな森がある町でお菓子作りを生業としているおそらくクマであろう動物が電車に乗って都心に向かい、お客様へケーキを届けるストーリーです。途中悲しみに打ちひしがれる女性やお菓子が食べたくて泣きわめいてしまう子供にお客様へ渡すはずのケーキをあげてしまいます。みんな美味しさとクマと思われる主人公の優しさに心が満たされある者は涙を流し、またある者は満面な笑顔を浮かべます。そのためやっと依頼主の元に着いた時、ケーキはとても小さくなっていました。ウェディングのためのケーキを発注した依頼主の男女は小さくなってしまった品物を前に、そこには幸せが凝縮されていると言います。そして自分達のことに夢中だったため他の誰かを幸せにする余裕がなかったことに気付きます。しかしながら辿り着くまでの道すがら人々にしっかりと幸せは分け与えられていたことに二人は満足と感動を覚えるのです。
この小説を読んだ時、自分以外の誰かを幸せにしたいと思ったのは一体いつだっただろうと考え込んでしまいました。いつも自分のことを最優先にしてしまうクセがついているようで、他者の気持ちを深く考えて暖かい心を分かち合えたのは遠い昔だったような気がします。とっても楽しくて最高にハッピーな時、決して独り占めせずにその気持ちをお裾分けできるようになれたら素敵だなと感じました。

Filed under: 小説とわたしと日常

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