真夏の醍醐味はこれしかない!
Posted by admin on 2015年3月29日甲子園は、最初の「ウオーン」というサイレンが鳴っただけで泣けます。ユニホーム姿でグランドに精悍な表情を見せる若い選手たち、どれほどの厳しい練習に耐えてきたのだろうかと考えると堪らなくなります。チームのメンバーと喧嘩をしたことでしょう。いろいろな事情を抱えてプレーする人もいる筈です。多感な年頃です。悩みも多く抱えています。しかし、一年に一度しかないこの大会に向ける情熱は計り知れないのです。
砂埃が舞い、声を出し、バットを振り、グローブをはめ、白球を追いかける彼らはとても輝いています。学生時代にこのような貴重な体験ができること、仲間と夢を語り、勝利を目指して走り抜けた思い出はきっと一生の財産になります。画面を見つめながら「頑張れ、みんな!」と誰も知らないのに身を乗り出して応援してしまいます。
そんなわけで、私は、野球小説が好きです。特に、学生が悩みながらも進んでいく話には目がないのです。大傑作ものが多く、何度も読み返したくなるものばかりで、知人友人にも「くどい!」と言われるぐらい紹介しています。嵌ってくれる人も中にはいて、会話ができ、嬉しく思います。とある大好きな球児好きの小説家さんがある年、観戦記をネットで連載していた事があり、むさぼり読んだことがありました。今年も読めるといいな、と思っています。