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記念館に響く学生の笑い声の理由は

Posted by admin on 2019年8月6日

とある作家さんの記念館に行った際、ケースの中で様々な手記が公開されていました。その中に作家が孫に向けたハガキがありました。他に書かれている達筆な字とは違って、鉛筆で書かれたぐにゃっとした決して綺麗とは言えない字で、内容も「じぃは○○ちゃんに会いたいと思う毎日です。○○ちゃんの好きなお馬さんのお人形さんを……」と、あります。堅苦しい彼のイメージや高尚な作品のイメージとは全く違います、どんな賢人でも孫の可愛さの前には一人のおじいちゃんなんだと微笑ましい気持ちになりました。
そんな時、学ランを着た学生風の三人組がそのハガキを見て驚愕の表情をし「え?この人ってこんな感じだったけ?」「ヤバくない?キモいんだけど」とケースの中をのぞき込んで大笑いしています。どうやら彼らはあれが孫にあてたものであるという事に気づいていないようです。お節介かもしれませんが、作家さんの面子にかけてそれが孫にあてたものである事を彼らに教えてあげたいのですが、いきなり他人から話かけられたら迷惑だろうしどうしようもありません。笑いこけふざける二人の横で、ひたすら真剣にケース内を見つめていた一人が「これ孫に書いた手紙だってよ」と言いました。そう!そうなんだよ、よくぞ気づいてくれた!と、二人の誤解を解いてくれた事に心の中で感謝を言いました。記念館を出ていく時に「なーんだそういう事かよぉ」とまたまた大笑いしている二人の顔が印象的でした、箸が転がっても笑う年頃とはまさに彼らの事かもしれません

Filed under: 小説とわたしと日常

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