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紙魚、本の虫

Posted by admin on 2018年4月11日

本が大好きでいつでも本を読んでいるような人の事を本の虫といい、これは紙魚(しみ)という虫の性質を語源としています。しかし彼らの見た目は、ダンゴムシを平べったいような体に長い触角二本と一対の尾毛と、尾糸とよばれる突起があり、つまり身体中から手足やら触角やらがうようよ飛び出しているなかなかグロテスクなものです。紙魚は古い本にわいてとくに糊付けされたものを好みます、本に潜り込んで一心不乱に紙や糊を食べる姿を黙々と読者する人にあてがい読者の虫と呼ぶようになったとか。
みなさんは彼らを見たことがありますか?私は何度かありますが、見るたびに背筋が凍りつく心地がします。本を開くとポトリと落ちてきたり、偶然にも開いたページに居たことだってありましたから。極め付けは、動きの素早さです、とても滑らかにしゅりゅしゅるりとたくさんの手足を駆使して素早く動きます。紙魚の“魚”という字は、この動きの滑らかさが水を泳ぐ魚に似ているからつけられたようです、その造形といい動きといい日常生活に訪れるちょっとした脅威・歪みと言っても過言ではないと思います。しかし本が好きなもの同士ですから、いつかは彼らの姿を見つけても大げさに驚かないくらい肝の据わった人間になりたいものです。

Filed under: 小説とわたしと日常

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